バンド内でのギターの役割

もしあなたがバンドを組んでギターを担当する場合、ギターがバンドの中でどのような役割を持っているかを知ることはとても大切です。野球やサッカー等のスポーツでも、ポジション毎に与えられた役割があるように、バンドでもそれぞれの楽器が持つ役目があります。

ギターは時として主役、基本は脇役

ギターは見た目のその華やかさで、バンドの主役という印象がつよいパートです。しかし、ポップスやロックなどのボーカルがあるジャンルの場合、ギターは1曲の中の大部分を伴奏として担います。ボーカルが抜ける間奏やエンディングなどでギターがソロを取り、主役になることもよくあります。

コードを弾いて、楽曲の響きをつくり出す役割

ギターの伴奏時の主な奏法として、コードを弾くというものがあります。詳しい説明はここでは割愛しますが、コードとは簡単に言えば、ド・ミ・ソなど、複数の音が同時に鳴るハーモニーのことです。ギターは弦が6本ある楽器ですので、最大で同時に6つの音が鳴らすことができます。その特徴を生かして、バンド全体の響きをつくり出すことができる楽器です。

ギターソロで一気に注目度アップ

普段は伴奏に徹することが多いギターですが、ボーカルが抜ける間奏やエンディングなどでは、ソロパートを任されることも多いです。単音でメロディーを弾いたり、カッティング奏法やチョーキングなどで、楽曲を盛り上げることができます。いろいろな役割を担うことができるオールラウンダー的なパートとも言えると思います。

仮にボーカル、ギター、ベース、ドラムという基本的な4人組のバンドを想定して、以下に各パートの主な役割をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

ボーカル 当たり前ですが、歌詞をメロディーに乗せて歌うパートです。まさに主役です。
ギター コード弾きやアルペジオ奏法などで伴奏したり、時折、単音でソロを弾いたりします。
ベース 基本的に単音で、コードのルート音(基本となる音)を中心に演奏しサウンドを支えます。ドラムとリズムを合わせることも重要なパートです。
ドラム バンドのリズムをつくり出し、支えるパートです。ドラムがしっかりしているバンドは、演奏が上手に聞こえます。