ストロークを練習しよう

バンド内でのギターの役割でも、少し触れましたが、ギターはバンドの中で主に伴奏を担当することが多い楽器です。6本の弦を左手で押さえ、右手で弦をジャカジャカと弾くことで、コードを鳴らします。その“ジャカジャカ弾く”ことをコードストロークといいます。

ピックの持ち方

コードストロークは、6本の弦をピックで上下にはじくようにして行います。ピックの持ち方は、見た目よりも意外と難しく感じられるはずです。右手の親指と人差し指で挟んで持ち、ピックの角の部分で弦を弾くようにします。感覚としては、「持つ」というより、「軽くつまむ」というイメージです。力まずにつまんで、弾く瞬間だけ少し力を入れるのがコツです。

ピックは力を抜いた感じで楽に持とう

ピックは力を抜いた感じで楽に持とう

ダウンストロークの弾き方

6弦から1弦へ向って、右手を振り下ろすように弾くのが「ダウンストローク」です。手首を固定せず、力を抜いて、弦の表面をピックでなでるようなイメージで行うことがポイントです。またあまりピックを弦に深く当てると、スムーズなストロークができませんので、ピックの先端を軽く弦に当てながら振り下ろすようにしましょう。

腕を振り下ろし、6弦から1弦まで一気に弾こう

腕を振り下ろし、6弦から1弦まで一気に弾こう

アップストロークの弾き方

1弦から6弦へ向って、振り戻すのが「アップストローク」です。ダウンストロークと同様で、手首とピックを持つ指には、あまり力を入れないようにし、腕を振り上げながら手首を返す要領です。アップストロークは、重力に逆らう動きですので、ダウンストロークよりも力が入りやすくなってしまいます。さらに脱力の意識を持って、やさしく弾くようにしましょう。

脱力を意識しながら、腕を振り戻すのがコツ

脱力を意識しながら、腕を振り戻すのがコツ

空振り(空ピック)について

空振り(空ピック)とは、右手のストロークはそのまま動かして、ピックをあえて弦に当てない奏法のことです。コードストロークとは、ダウンストローク/アップストローク/空振りの3つを組み合わせることで、リズムをつくり出すことになります。